皆さんは「ふるさとCM大賞NAGANO」をご存知ですか?
一年に一度、abn(長野朝日放送)主催で行われるイベントで、各市町村から、地域の魅力をPRした手作りCMを募集し、その中からNO.1を決するイベントです。
見事NO.1、「ふるさとCM大賞」に選ばれたCMは、なんと年間365回放送の権利を得ます。地元の魅力をPRする、これ以上ないチャンスというわけですね!
今回で第21回目を数えるふるさとCM大賞。きじまっ猪の生みの親である私も応募してみました。
その作品がこちら↓
作品名は「きじラップ feat. きじまっ猪」
やはりアニメーションを作るのが大変で、完成には5か月近くかかりました…笑
大変な作業ではありましたが、木島平村ときじまっ猪のPRのためだけではなく、「見た人が元気になるCMを作りたい」という強い思いがあったため、CM制作は全く苦ではありませんでした。
コロナ禍で、辛い思いをしている方々に、元気を届けたかったのです。
「見た人が元気になる」と考えたときに私の中で真っ先に思い浮かんだ映像がありました。
それが2011年に放送された「NARUTO-ナルト-疾風伝」のOP「newsong」でした。
ひまわり畑の中で、きじまっ猪がラジカセ片手にダンスをしているシーンがあるのですが、実はあのシーン、このオープニングアニメーションの動きをトレースさせてもらったものになります。
このOPが放送されたのは2011年。東日本大震災が起きた年です。当時、中学生だった私は、毎日暗いニュースばかりで、気分も落ち込んでいました。
ただ、そんな中、明るい曲調と、楽しい絵柄で構成された、このOP映像が流れたとき、救われたような気分になったことを、今でも克明に覚えています。
「コロナ」と「東日本大震災」。二つの状況を重ねた私は、「NARUTO-ナルト-疾風伝」の制作会社、株式会社ぴえろ様に、ダメもとでOP映像トレースのお願いをしたところ、有難いことに、快く許可をしてくださったのです。
そうして誕生したのが「きじラップ feat. きじまっ猪」というCMになるわけです。
さて、様々な思いが込められた私のCM作品ですが、「ふるさとCM大賞」を受賞するにはまず、一次審査を突破し、最終候補20作品に残らなければなりません。
今回の応募CM作品は全95作品。どれも素晴らしい作品ばかりで、不安で仕方ない中、迎えた11月3日。
残ってた!
高校受験に合格した時の気持ちを思い出しました。
そして12月5日。大賞を決する最終審査会へ。
審査員は玉村豊男さん、やくみつるさんなど錚々たる顔ぶれ。MCはオリエンタルラジオの藤森慎吾さん。軽快なトークに痺れました!
そして結果は、「アイデア賞」を受賞!
↑大賞を受賞した生坂村の西野さんも地域おこし協力隊員✨
大賞には届きませんでしたが、年20回放送の権利を得たので、運が良ければ(?)、皆さんの目に留まる機会があるかもしれません!
来年は大賞を目指して頑張るぞ🔥